臨床栄養学実習書に掲載されました

摂食嚥下口腔衛生委員会として、大変うれしい出来事がありました。

以前、職員向けに食事の喫食率のスポット研修を開催しました。 これは、利用者様の食事状況や健康状態を正確に把握するため、食事に関わる全ての職員が、バラツキなく喫食率を導き出せるよう行ったものです。ご飯茶碗、汁椀、平皿への食べ残し、エプロンへの食べこぼしなどの写真を見て、どれぐらいの割合で食べているのか標準例を学んだ後に、実際の食べ残し画像を見て喫食率を当てるクイズ形式で見る目を養う内容でした。



喫食率研修資料-1 喫食率研修資料-2

食事の喫食率のスポット研修資料より



この研修のブログを見て下さった龍谷大学公衆栄養学研究室の中村富予教授より、

改訂作業中の建帛社「臨床栄養学実習書」の食事調査の章に「喫食率の把握」という実習を加えたい。その際に、島津乃荘の研修資料を掲載したい

というご連絡がございました。中村教授より、喫食率の把握は

これからの管理栄養士を目指す学生にとっても大事なことだと考えております。

とお話いただき、委員会に携わってきた管理栄養士として大変うれしく、光栄なことだと思いました。

施設長とも相談し「ぜひ中村教授に協力してください!」とのことで話が進み、この度 建帛社の「臨床栄養学実習書」に掲載される運びとなりました。

もし、皆様の目にも留まることがあれば嬉しいです。

この場を借りて、お話をいただきました中村教授にお礼を述べるとともに、今後も食事の面から利用者様をサポートできる方法を考え、実践していきたいと思います!

摂食嚥下口腔衛生委員会副委員長 管理栄養士(増田)